【植物】は自然のリズムに合わせ休眠し、葉をつけ、花を咲かせ、実をつけ生育します。
【人】は、①暦をつくり、②咲く花に教えてもらい、③植物とともに暮らし、④植物を育てることにより、自然のリズムを感知でき、
「心地よい、安心、五感を刺激する、いやし」を感じることができます。
植物と暮らすことは私たちの心と体の健康に、
美容に、アンチエイジング・・・に効果があるようです。
二十四節気ガーデンを通して、植物を育てる楽しさを知り、自然のリズムに寄り添い、
季節の移ろいを五感でとらえることを体感いただき、
日々の心身の健康増進にご活用いただければと思います。
山田幸子
グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、『二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社など。
二十四節気とは
季節は太陽の動きが影響します。
現代のカレンダーに使用されている太陽暦ですが、
明治5年まで、日本は太陽と月の両方の動きを基にした太陰太陽暦を使用していました。この暦が生まれたのは古代中国。季節のズレが生じるので、古代中国で二十四節気が生まれました。
日本で暦が使われるようになったのは飛鳥時代。それ以来私たち日本人が使い続けてきた暦です。
二十四節気は、太陽の動きをもとにしています。
太陽が移動する天球上の道(黄道)を24等分にしたものです。
夏至と冬至で2等分、春分と秋分を加えて4等分、
その中間に立春、立夏、立秋、立冬を入れて8等分、
これを3等分して24。それぞれ季節の特徴を表す名がつけられました。
その日と、その日から次の節気の前日までの期間も含みます。
また、年によって日にちが1日ずれる場合があります。
二十四節気コラム
2月
春が始まる
立春
3月
4月
雪が雨に
虫が動き出す
昼夜が同じ長さ
草木芽吹く
恵みの雨
雨水
啓蟄
春分
清明
穀雨
夏が始まる
5月
作物が育つ
6月
穀物の播種
7月
昼が最長
暑さ強まる
暑さ厳しい
立夏
立夏
小満
小満
芒種
小満
夏至
小満
小暑
小満
大暑
8月
暦では秋へ
立秋
暑さが緩やかに
処暑
9月
本格的に秋へ
10月
昼と夜が同じ長さ
露が冷たく
露が霜へ
露が霜へ
11月
冬が始まる
立冬
雪が降り始める
12月
雪が多く降る
夜が最長
1月
寒の入り
小寒
寒さ厳しい