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二十四節気コラム
このコラムは、山田先生の園芸セラピー講習の講義を基に作成してます。
各節気の特色と『二十四節気ガーデン』の見頃の植物をご紹介。
山田幸子
グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、「二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社など。
フローティングバブル
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節気の植物
haku ro
白 露
朝露が白くなり本格的な秋へ
2017 9/7-9/22
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「朝早く草や木に露が下りて、秋の風情が感じられる頃」
日中は、まだ暑さが残っていますが、朝夕は涼しさを感じます。庭の虫たちもにぎやかになります。台風や秋の長雨などのシーズンでもあります。ツバメは子育てを終え、南へ帰っていく頃でもあり、春の華やかさに比べ、秋の訪れはどこか寂しさを感じます。
9月9日は五節句の1つ『重陽の節句』。キクの花で邪気を払い、長命を願った中国伝来の行事です。本来は旧暦9月9日の行事ですから、今年は10月28日。この頃なら庭のキクも咲きだしますが、新暦の9月9日では庭のキクはまだです。ちょっと季節感がずれてしまうからでしょうか。明治時代までは盛んに行われていましたが、忘れられてしまったかのようです。
キクは古来より薬草として用いられ、寿命を伸ばす力があるとされてきました。平安時代には貴族が宮中行事として採用。当時は、中国から伝来したばかりの珍しいキクを眺めながら宴を催し、キクで厄祓いや長寿祈願をしていました。江戸時代には民間にも広がり、親しまれるようになりました。
現代もキクの花を飾り、食用菊で香りを愛で、菊の花をモチーフにした和菓子を楽しむ。そんな重陽の節句を楽しみましょう。
白露(ブログ)
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