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グローバルゲート名古屋

​二十四節気ガーデン

冬の気配が初めて現われてくる頃
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節気の植物
各節気の特色と『二十四節気ガーデン』の見頃の植物をご紹介。

二十四節気コラム

2017 11/07-11/22
 
​冬の気配が現れる

立 冬

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​山田幸子

グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、『二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社など。

October 23, 2017

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立冬(ブログ)

暦の上ではこの日から冬が始まり、2月4日の立春の前日、節分までが冬です。

確かに、北海道ではすでに木々は葉を落とし、初雪も観測しています。北国では冬です。気象庁では12月から2月までを冬と決めて、統計資料を作っています。南関東以西の地域でも実感として、冬は12月~2月です。立冬とはいえ、まだしばらくは秋の恵みを満喫したい時季。木枯らしの吹く日や小春日、時雨の日があったりして、徐々に冬に向かって行きます。冬を迎える準備の時季でもあります。

​このコラムは、山田先生の園芸セラピー講習の講義を基に作成してます。

ニシキギ(錦木)

立冬

ニシキギ科 落葉低木。開花5~6月 実の観賞期10~11月 紅葉10~11月

紅葉した美しい姿を「錦」にたとえてニシキギ<錦木>の名があります。カエデ、スズランノキと並び、世界三大紅葉樹の1つ。鮮やかな赤色に染まります。枝に翼(よく)と呼ばれるコルク質の羽がつくのが特長で、枝の翼を矢筈に例えてヤハズニシキギの別名があります。春の花は淡緑色の5㎜ほどの小さな花で葉の下に隠れるように咲くので、あまり目立ちません。秋になると果実が熟して裂け、中から赤橙色の種子が顔をだします。

​ガーデンのニシキギは今年4月に植えたばかり。環境に慣れていないせいか、残念ながら、葉の色づきが悪いようです。

ヤツデ(八つ手)

立冬

ウコギ科 常緑低木 開花は11月

名の由来は大きな葉の大きな切れ込みで、「八つ手」。でも数えてみると5~9、奇数が多い。八つは数ではなく、ただ多いという意味のようです。

古くから、冬も落葉せずに大きな葉が茂っているので目隠し用の庭木として利用されるほか、大きな手のような葉が人を招くというので、「千客万来」の縁起を担いで玄関先や門の脇に植えられることもあります。別名はテングノハウチワ。大きな葉が魔物を追い払うともいわれています。斑入り葉もあり、日陰の庭によく植えられています。海外では室内用の観葉植物、グリーンインテリアとしても人気です。日本原産ですから耐寒性もあります。

この時季、小さな白い花を球状に集めて、次々と咲いていくのでよく目立ちます。実が黒色に熟すのは翌年の春。野鳥たちの食料となり、タネをまき散らしてもらいます。

サザンカ(山茶花)

立冬

ツバキ科ツバキ属の常緑高木、開花は10月下旬~11月

サザンカの開花は秋。でも冬~春咲きのツバキとの間で複雑に交雑が行われていて、冬に咲くカンツバキ系や、冬~春咲きのハルサザンカ系があり、ツバキとサザンカを区別することが難しくなってきました。

基本的には、葉が小さく、花弁が1枚ずつ分かれて散るのがサザンカ。日本庭園などで、コケの上に散り敷く花びらも風情があります。ツバキは葉が大きく、花弁と雄しべが基部で合着しているので、萼と雌しべを木に残して、ぽろんと花全体が落ちます。

サザンカの原種は四国の太平洋岸、九州の南半分から南西諸島にかけて自生しますが、花びらは5~6枚の一重咲き、白花です。香りがよく、江戸時代から庭木として愛され、数多くの園芸品種が生まれ、その数は300以上。花色は白~赤の範囲ですが、一重咲きと八重咲きがあります。

江戸時代、長崎に来ていた医師ツンベルクがヨーロッパに持ち帰り、ヨーロッパに広まりました。学名はCamellia sasanqua、 英名もサザンカsasanquaです。

​ガーデンのサザンカは蕾はついているのですが、残念ながらまだ咲いていません。新しい環境に順応しようと、日々努力中というところでしょうか。気長に待っていようと思います。

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