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二十四節気コラム

​このコラムは、山田先生の園芸セラピー講習の講義を基に作成してます。

各節気の特色と『二十四節気ガーデン』の見頃の植物をご紹介。

​山田幸子

グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、『二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社など。

節気の植物

ユーリオプスデージー

冬至

南アフリカ原産 キク科の常緑低木 開花は11~5月

冬に鮮やかな黄色の花を長期間咲かせてくれる貴重な花。葉や茎に細毛が生えているので、全体が灰白色に見えるのが特徴です。ポット苗が出回り、花壇や鉢で育てますが、南関東以西の地域では越冬し、2年目以降、茎が木質化して太くなります。丈夫で刈り込みにも耐えるので、生垣にも使えます。

よく似た黄色の花を咲かせるのはマーガレットコスモス。マーガレットコスモスは葉色が緑色のことと、葉の切れ込みが浅いことで見分けます。こちらもさらに丈夫で、四季咲き性があり、夏も咲いている場合があります。

マンリョウ(万両)

冬至

日本原産 ヤブコウジ科 常緑低木 開花は7~8月 実の観賞期は12~4月

常緑の葉は永遠の命。赤い実が富を象徴し、実つきがよいのでつけられた名が「万両」。実が上向きにつくセンリョウ(千両)、実は下向きで実の数が少ないカラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)とともに、縁起のよい名前が正月飾りに慶ばれ、江戸時代には鉢物が出回りました。さらに、赤い実をつけるアリドオシを加えて、「十両、百両、千両、万両、(年中)有り通し」と、語呂合わせのような寄せ植えを飾って、一年のご利益を願う人もいたそうです。いずれも丈夫で、半日陰でもよく育つので、赤い実は日陰の庭の冬の彩りにもなります。

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tou         ji

冬  至

​昼の時間最短、夜最長
2017 12/22-1/04
 
一年で昼が最も短く、夜が最も長い日

昼の時間、名古屋9時間48分(日の出6:57、日の入り16:44)(夏至14時間32分。この日を境に昼の時間が伸びていくので、古くは、冬至は「一陽来復の日」とし、新年の起点として考えられていました。太陽の光はこの日から春に向かいます。

・冬至冬中冬始め

暦の上で、冬至は11月7日の立冬に始まり立春の前日の節分2月3日で終わる冬の真ん中ですが、気温は冬至の頃からさらに下がり、寒さはこれからが本番ですから、冬の始まりととらえたほうがよいようです。1月下旬の大寒の頃が寒さのピークとなります。

・冬至にユズ湯、カボチャ

冬至、日本ではユズ湯に入り、カボチャを食べる習慣があります。ユズもカボチャも光や熱を象徴する黄色。太陽の復活を祈り、無病息災を願うものです。

クリスマスはキリストの誕生を記念する日。ローマの古い暦では冬至は12月25日。太陽が復活する冬至の日が相応しいと決められました。さらにキリスト教が広まるにつれて、北欧の冬至祭りユールやドイツの樹木信仰などが取り入れられて、現代のクリスマスの形になっていきました。

冬至(ブログ)
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