二十四節気コラム
このコラムは、山田先生の園芸セラピー講習の講義を基に作成してます。
各節気の特色と『二十四節気ガーデン』の見頃の植物をご紹介。
山田幸子
グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、『二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社など。
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小 雪
雪がちらつく頃
節気の植物
ストロベリーツリー(イチゴノキ<苺の木>)
小雪
地中海沿岸原産 ツツジ科 常緑低木 開花期は11~12月 実の観賞期は9~11月
イチゴのような実をつけるので名づけられました。アセビを大きくしたような濃い緑色の葉をつけ、白いつぼ型の小さな花を晩秋に咲かせます。果実は次の年の秋に、緑色から黄、オレンジ、赤へと変化しながら、晩秋に成熟します。花の少ない時季、花と実で楽しませてくれる貴重な植物です。なお、果実は食べられますが、ほとんで味がありません。
サンゴミズキ<珊瑚みずき>
小雪
日本原産、ミズキ科の落葉低木 開花は5~6月 裸木の観賞期は11~3月
晩秋の落葉後、赤く色づく枝を観賞します。名の由来は枝が赤い珊瑚のようになることから。冬枯れの庭を美しく彩ります。また、その姿は冬の切り枝にも出回ります。基本種は緑葉ですが、園芸品種には白の斑入り葉があり、夏は涼しげです。開花は5~6月、4弁の小さな白い花が集まって咲きます。
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2017 11/22-12/06
冷え込みが厳しくなり雪が降る所もある
雪を迎える季節となりました。ただ、南北に長い日本列島ですから、その始まりは地域によって異なります。
北海道では小雪の頃には根雪になる地域もありますが、東北北部は初雪が11月上旬。東北南部にも小雪の頃に初雪が観測されます。日本海側では冷たい雨が次第に雪の変わっていく頃です。
関東以西の太平洋側も日中は暖かですが、朝晩はかなり冷え込みます。都市部では紅葉、黄葉の本格的なシーズンです。その美しさを堪能したい頃です。