There are no items in this list
二十四節気コラム
このコラムは、山田先生の園芸セラピー講習の講義を基に作成してます。
各節気の特色と『二十四節気ガーデン』の見頃の植物をご紹介。
山田幸子
グローバルゲート名古屋『二十四節気ガーデン』のデザイン。園芸研究家。千葉大園芸学部卒業。日本ガーデンデザイン専門学校講師。著書『12カ月花づくり庭しごとガーデニングカレンダー』講談社、『わたし流83の花づくり』家の光協会、『二十四節気でわかる園芸作業』主婦の友社、『決定版はじめての花づくり』講談社、『暦でわかる園芸作業』主婦の友社など。
立春
立春
節気の植物
ri kka
立 夏
この日から夏
2018 5/5-5/20
立夏
ヒメシャガ<姫射干>
立夏
日本原産 アヤメ科 宿根草(冬は地上部が枯れる) 開花は5月
日本の山地の森林にある岩場などに生えます。よく似た花のシャガより草丈低く、小型の花を咲かせるのが花の名の由来です。
シャクナゲ<石楠花>
立夏
日本、中国原産 ツツジ科 常緑低木 開花は4~5月
アジア産のシャクナゲをヨーロッパで改良したセイヨウシャクナゲが一般的です。花色豊富で、豪華な漏斗上の花を枝先に球形に咲かせます。花の女王のバラに対して、シャクナゲは花の帝王。バラ、ツバキと並んで世界三大花木です。
◄
1 / 1
►
暦の上で夏が始まる
まず「光の夏」がスタートします。青葉若葉の新緑の季節で、日ざしが強くまぶしくなり、気温が高くなる日もありますが、基本的には暑くもなく寒くもなく、湿度が低く風もさわやか。
九州では麦が穂をだし、北海道ではマメのタネまきが始まります。沖縄では例年5月上旬に梅雨入りします。
5月2日は雑節の「八十八夜」。立春から数えて88日目。「八十八夜の別れ霜」とよく言われるようにこの日以降は晩霜の心配がなくなります。農家にとっては夏の到来を告げる節目の日。夏野菜のタネまきや苗の植えつけができます。
5月5日は五節句の1つ「端午」。邪気をはらうために香りの強いショウブやヨモギを軒にさし、菖蒲湯に入って無病息災を願いました。男の子の節句となったのは江戸時代になってからです。